1.お話を伺います

現在の状態がどうなのか?どのような症状があるのかを伺います。
またどの様にしたいのかなどの要望も聞いていきます。(外反母趾が痛い・O脚をなんとかしたい・立ち仕事なので負担を少なくしたい・もっと速く走りたいなど)

インソール問診 靴の説明

2.専用機械を使用しての 足の検査と計測

足の裏の荷重状況・接地面積・足の重心の位置・土踏まず(アーチ)の発達状況・母趾や小趾の角度などを調べていきます。
それをもとに現在の足の状況などを把握し、それをわかりやすく説明していきます。

足の検査 フットルックイメージ

3.足の計測と靴選びの アドバイス

足長(一般的にいう足の大きさ)・足幅(足の幅)・足囲(足幅のラインで一周の長さ)など足のサイズを測ります。
足幅と足囲に関しては、荷重位(体重がかかった状態)と非荷重位で計測。(足の大きさが変わるんですよ!!)
それをもとに、正確な足のサイズを出します。
それら情報をもとに、その足にあった靴の選び方や靴選びのアドバイスなどもお伝えします。

そしてここまでを踏まえ、今後の方針を一緒に決めていきます。

足のサイズ計測 足のサイズ計測

4.足の観察

実際に触れてみて、またよく観察してみて足の裏の皮膚や角質の状態・足の変形などを調べていきます。
タコ(胼胝)や魚の目(鶏眼)がある場合は、それができる原因などのお話もさせていただきます。

足の検査 靴の説明

5.静的評価

立ってみると体と足が、どうなっているのかを見ます。
ちゃんと立っているのに片側の肩が下がっているなど、ちょっとした体のアンバランスを探していきます。
また片脚立ちをした時のバランスのとり方なども見ていきます。

静的評価 動的評価

6.動的評価と 正しい靴の使用方法

人間の足は立つため・座るためにだけあるのではなく、移動(動く)のためにもあるもの。
ですから歩行のときに体と足がどのように機能しているのかをみます。
どの様な歩き方のクセがあるのか?歩いてみると足はどの様に機能しているのか?逆に機能していないのか?
さらに靴ごとに歩行パターンも変わるのでそれらをよく観察していきます。
この評価は足の専門家ならではのものです。

歩行評価 歩行分析

この時にモーションキャプチャーソフトを使用して詳しく歩行を分析していきます。

モーションキャプチャー モーションキャプチャー

そしてこのタイミングで

  • 正しい靴の履き方
  • 正しい靴の脱ぎ方
  • 効果的な靴紐の通し方

をお伝えします。みなさん知っていますか?

7.インソールの作製開始と 靴の加工

ここまでに得たさまざまな情報をもとに、お持ちいただいた靴にオーダーメイド・インソールを作製していきます。ここからが私の腕の見せ所。
さらには必要に応じて靴自体にも加工や改造を行っていきます。

インソール作製 インソール作製

8.試し履きと歩行分析

もう履いた瞬間に今ままで履いていた靴とは違うというのがわかるはず!!
『靴が足に吸いついてくる!!』という方がいたり、
『土踏まずが気持ちいい!!』という方がいたり『親指が地面についている』や
『今までよりも高くジャンプできる』など・・・
もう、本当に違うんです!!
その靴を履いて歩行をチェックし、どう変わっているのかや部品の過不足を見ていきます。

歩行評価

9.インソールと靴の微調整

オーダーメイド・インソールを作製するときは少しずつパッドを足していきます。
もしインソールを入れた靴を履いてみて『違和感がある』・『痛い』などがありましたら遠慮なくおっしゃってください。
グラインダーという特殊な器械で削って、高さを調節していきます。
ミリ単位で調整していきますので正しく職人技。
違和感などがなくても私の見た感覚で微調整を加えていきます。

足の評価 インソール作製

10.インソールの完成!!

⑥~⑨の作業を何回か繰り返すことにより世界にひとつだけ、あなた専用のオーダーメイド・インソールが完成します!!
完成した靴を履いたら今までとは違った世界がきっと開けますよ!!

インソールサンプル

このような手順を踏んでその場で1つ1つ作製し、仕上げていきます。
わからないことがあったらどんどん聞いてくださいね!!

初回の作製はこれでおしまいです。
しかしこれはあくまでも1回目。
次は2~3週間後に症状・バランスなどをチェックし微調整を加えていきます。
それにより現在の問題点を根本的に解決することができるんです。

※手順1~3が初回の検査計測時。4~8が1、2回目の調整時。8~10を2回目の調整時に行います。
インソール作製の流れについてはインソールQ&Aも別途記述があります。