今日は先日いらした新患さんとのやり取りを紹介します。
こちらの方、足にちょっとしたトラブルを抱えていて、
そのトラブルが趣味のランニング中に痛むからと
某スポーツ用品の量販店に相談に行ったそうです。
こちらの会社はショッピングモールに出店する規模のものなので
店舗の規模もかなりのもので私自身もお正月の初売りで
先日トレーニングウェアを購入させてもらいました。
で、この某量販店は最近シューフィッティングに力を入るようで
WEBやSNSなどでも広告をそこそこ見かけるお店です。
そのWEB広告の動画を新患さんも見かけたらしく、
一度みてもらおう!
と思い立って足を運んだそうです。
担当してくれた店員さんは
靴のことを色々と教えてくれて、
足のサイズも計測してくれて、
その上でおすすめの靴を選んでくれたそうです。
もちろんその靴を迷わず購入。
早速靴を履いてランニングに出かけたそうです!
ところが….
足が痛い……
といった経緯からのPlus-Rへの来院でした。
早速靴を見させていただいたのですが、
明らかにサイズが大きいですね…。
つま先から中敷きの先端まで2.5cm余っていました。
お店でのやり取りがどんなものであったのかを伺い、
そちらを整理してみると
・あなたの足幅は普通です
・あなたの足の形状は○○です
・あなたの足のサイズを測ってみたところ229mmです
・だからちょうどいいのは23.0cmです
・靴は捨て寸が必要で1cmくらい余るのがいいです
・だから24.0cmの靴にしましょう
……はいここ!!
途中までは良かったのですが、
・だから24.0cmの靴にしましょう
これが良くない!
メーカーや種類によるのですが、
靴は基本的に捨て寸を計算して作っていて
23.0cmで売りに出されている靴の中身は24.0cmあり
1cmの余りをもともと考えて作ってある事が多いんです。
※クドいようですがメーカーや種類によりますよ。
で、今回勧められて購入した靴はというと
内寸が256mmありました。
つまりこういうことです。
・24.0と表記している靴。メーカーは1.5cmの捨て寸を考慮して製造
(実測240mmの足の人が履くと1.5cm余るようにしてある)
・実測229mmの人がその靴を履くと
靴の内寸256-足の実測229=27mm
ということです。
要するにこちらの店員さん。
靴に捨て寸がもともとあるのを知らなかったんでしょうかね。
ということで新たにサイズを提案させて頂き
その後はとても足の状態が良好になりましたよ。
といったお話でした。
実はこういった店員さんが少なくないから困ったものです。
靴選びや捨て寸のことはこちらにもまとめてあります。
→靴のサイズの選び方←
よかったら参考にしてくださいね。
Plus-R 代表 市塚
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Plus-R
オーダーメイドインソール作製・市販靴の加工
カイロプラティック・整体・骨盤矯正
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※疾患名等は医師の診断によるものです。また、当施設ではそれらに対して治療するものではありません。