前回は
「扁平足」について思うところ①~扁平足は本当に最近多いのか?~。
ということで
扁平足が増えていると言っているが、
・本当に扁平足が増えているのか?
・本当に扁平足が多いのか?
というところに疑問を投げかけるといった内容をお届けした。
今回は②ということで扁平足の種類についてふれてみる。
私を取り巻くごく狭い環境ではあるが、
実際当施設にお見えになる方の中でも
「私の足は扁平足です」
と、自称扁平足の方は少なくない。
ちなみにこちらの画像の方も自称扁平足。
裸足を撮影してみると
確かに内側縦アーチが検査台のガラス面に触れているように見える。
しかしこの足を検査にかけてみると結果は
となり、
前回提示した扁平足の画像
とはかなり違う。
前回提示した扁平足の写真と決定的に何が違うのかというと
「土踏まずがある」
ということ。
上記足の写真。
見た目では土踏まずがなさそうなのに
検査をすると土踏まずがある。
(というより土踏まずがありすぎる=ハイアーチ)
世間一般で言う扁平足のイメージで行くと
扁平足とは土踏まずがなくなっている状態。
これはどういったことか。
そこで1枚目の写真、こちらを両足共に見ていただきたい。
見てわかるように左足首が黒線で示す通り
くの字に変形(外反)している。
そのため内くるぶしがオレンジ色の矢印で示す
下方向への力が働き、
結果、外見的に内側の土踏まずが潰れて扁平足に見える。
ということが起こる。
これを
「外反扁平」
という。
この様に扁平足と言っても
・土踏まずがなくなっている状態の扁平足
【土踏まずがない扁平足】
と
・足首の構造上の問題(若しくは腓骨筋腱の問題)で
扁平足に見える外反扁平足
【外反扁平足】
の種類にわけられる。
扁平足には種類があるということを知っておき、
実際に扁平足は多くなく
実は扁平足だと思われている多くが
「外反扁平足」
の可能性があるということを知っておくべきだ。
さて、上記写真に示した通り、
外反扁平足になるとハイアーチになっていることが多い。
【外反扁平足はハイアーチが多い】
その理由についての一考はまた次回。
Plus-R 市塚
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※疾患名等は医師の診断によるものです。また、当施設ではそれらに対して治療するものではありません~